楽天SEOでスパムになるケースやペナルティ・違反時の罰則について解説

楽天市場に出品を行って継続的に利益をあげるためには、楽天SEO対策を行うことが必要不可欠です。
ただし楽天市場では違反点数制度を設けられており、ルールやガイドラインに違反するような形での対策を行ってしまうと、違反点数およびペナルティが課されるため、注意が必要です。

本記事では、楽天SEOにおけるペナルティ・違反や楽天にスパムと判定されるケース、違反点数制度を設けた楽天側の背景などについて説明します。

目次

楽天SEOの重要性

自分でホームページやブログを開設したことがあったり、企業ホームページの運用を行ったりしたことがある方であれば、「SEO」の重要性は身に染みていることでしょう。

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。
つまり、ユーザーが検索エンジンで検索を行った際に、自身のホームページやブログなどが上位表示されるために行う手法や対策のことです。

SEO対策をきちんと行っているかどうかで、ページへのアクセス数は天と地ほども変わります。
このSEOの楽天市場版とも言えるのが楽天SEOで、楽天市場の検索結果で自分の商品ページを上位に表示させるためには、楽天SEO対策をきちんと行わなければなりません。

ネットショッピングの経験がある方は、検索結果が表示された際に上位のページの中から候補を絞ることが多いでしょう。
これは上位=多くの人に購入されている、信用できるというイメージが無意識のうちに植え付けられているためです。

そのため、商品ページが上位表示されるかどうかによって、楽天市場での売上は大きく変わってきます。

楽天市場では店舗ページや商品ページなどを自由度高くカスタマイズすることができますが、そもそもそのページをユーザーに見てもらうためには、上位表示される必要があるのです。
ただし、楽天SEOのアルゴリズムは頻繁に変更されるので、その都度きちんとそれにあわせた対策を行わなければならないことには、注意しておきましょう。

楽天SEOにおけるペナルティ・違反とは

楽天市場において上位表示されることの重要性は、出品者であれば誰でも把握しています。
そのため、楽天市場への出品で継続的に利益をあげ続けたいと考えている出店者は、楽天SEOへの対策をきちんと行っています。

 

楽天SEOのアルゴリズムを把握することで、適切な対策をとることができますが、中にはアルゴリズムに対応するための対策としては適切なものの、楽天市場のユーザーのことを考えると不適切になってしまうような対策も存在します。

 

そういった対策を出品者が率先して行うことのないように、楽天市場ではルールやガイドラインを定めており、それらに違反した出品者にはペナルティが課せられるようになっています。

 

違反の度合いなどに応じて課せられるペナルティの内容は異なりますので、以下では具体的なペナルティの内容について説明します。

 

楽天市場のペナルティの種類や罰則

楽天市場で定められた禁止行為を行った場合には、主に以下のようなペナルティが課されます。

・ランキング掲載制限
・検索表示順位ダウン
・一部媒体掲載制限
・R-Mail利用停止
・一時改装中処理
・違約金の支払い
・契約解除

ランキング掲載制限、検索表示順位ダウン、一部媒体掲載制限は、主に表示制限に関わるペナルティです。

楽天市場ではカテゴリーごとにランキングが設けられており、そのランキング経由で流入してくるユーザーも多いだけに、ランキングへの掲載制限がかかるのは出品者にとって大きな痛手となります。

検索表示順位がダウンしてしまうことのダメージは、SEO対策を行っている方であればお分かりになるでしょう。

楽天市場の商品ページはほかの媒体に掲載されることもありますが、ペナルティによってそれが制限されてしまえば、流入数がガクッと下がることは間違いありません。

R-Mail利用停止、一時改装中処理は、楽天市場での店舗運営に必要なシステムである、楽天RMSに関わるペナルティです。
R-Mailはメルマガの配信などを行う機能なので、R-Mailを利用停止にされてしまえばメルマガの配信を行うことができません。

改装中の処理が行われると、その間は楽天市場での掲載が行われなくなるので、店舗運営を行うにあたって大きな痛手となります。

また、違反点数に応じて10~300万円の違約金の支払いを命じられる場合もあります。
違反点数に関しては後述しますが、違反の度合いがひどい場合には、契約を解除されてしまうケースもあります。

いずれのペナルティも、楽天市場で店舗運営を行うにあたっては厳しいものばかりなので、楽天市場が設けているルールやガイドラインを遵守して、ペナルティを課されないようにすることが重要です。

楽天にスパムと判定される6つのケース

ペナルティを課されないようにするためには、どのような行為や手法が楽天市場のルールやガイドラインに違反しているかを知らなければなりません。

 

楽天にスパムと判定されるケースとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

 

・薬機法違反
・過剰表現
・他店舗との比較
・誤解を招く表記や商品と直接関係のないキーワードの記載
・隠し文字
・同一商品の複数登録

  

それぞれのケースについて、その違反点数と共に詳しく説明します。

   

1. 薬機法違反

楽天市場ではさまざまな商品を取り扱うことができますが、その中には販売する際に「薬機法」と呼ばれる法律を意識しなければならないものもあります。

具体的には健康食品や化粧品・健康雑貨などが該当しますが、これらの商品を販売する際には、謳い文句などに薬機法に違反する表現がないかどうかに注意しなければなりません。

薬機法に違反した場合は、35点の違反点数が課されます。

    

2. 過剰表現

ユーザーの注意を惹くために、最安、世界一、No.1というような過剰な表現を用いることは、控えましょう。

世界一であることやNo.1であることなどを客観的に証明できるデータのようなものがあれば、こういった表現を用いてもかまいませんが、そうでない場合は表現に注意する必要があります。

過剰表現を用いてしまった場合は、20点の違反点数が課されます。

3. ほかの店舗との比較

自店舗で取り扱っている商品やサービスが優れている、お得であるとことをアピールするための方法のひとつに、「他店舗と比較する」という方法があります。

しかし楽天市場では、比較内容が事実であるかを問わず、楽天市場の他店舗の名前を出して比較することを禁止しています。

他店舗との比較を行ってしまった場合は、20点の違反点数が課されます。

4. 誤解を招く表記や商品と直接関係のないキーワードの記載

商品のキャッチコピーなどに「◯◯(有名ブランド名など)風」といったような表現を用いて、優良誤認を誘うような表記は禁止されています。

また、検索に引っかかりやすくなるようにという理由で、商品とは直接関係のないキーワード(例:人気アイドルや話題ニュースなど)をキャッチコピーなどに用いるのも禁止です。

誤解を招く表記や商品と直接関係のないキーワードの記載を行ってしまった場合は、35点の違反点数が課されます。

5. 隠し文字

隠し文字とは、ユーザーが視認することのできない文字全般のことを指します。

たとえば、背景色と同じ文字色での文字記載や、視認できないほど小さなフォントサイズでの文字記載などが該当しますが、これらはユーザーに対する情報提供という目的からは外れた表記と言えるでしょう。

隠し文字での記載を行った場合は、35点の違反点数が課されます。

6. 同一商品の複数登録

販売条件がすべて同一の商品ページを複数登録することは、検索機能の妨げになるとされ、禁止事項となっています。

検索結果の画面に自店舗の商品がたくさん表示されていれば、それだけ流入数が増えるであろうことは間違いありませんが、これはユーザーの立場に立って考えれば迷惑以外の何物でもないからです。

同一商品の複数登録を行った場合は、35点の違反点数が課されます。

違反点数制度を設けた楽天側の背景

楽天にスパムと見なされる行為を行うと、上述したようにそれぞれのケースに応じた違反点数が課されます。

この「違反点数制度」という制度は楽天独自のものですが、違反点数制度が設けられるまでは、スパムに対するペナルティとしては「楽天市場からの退店処置」が行われるのが一般的でした。

しかし、ペナルティが退店処置だけで終わることを逆手にとって、退店処置を受けることを前提に何度も出店し、不正行為を繰り返すような悪質な業者が後を絶ちませんでした。

そこで楽天側としては、そういった悪質な業者を取り締まるために、違反点数制度を制定したのです。

ペナルティ制度と聞くとどうしてもネガティブに捉えられがちですが、当然のことながらペナルティを受けるのは、ルールやガイドラインに違反した場合のみです。

楽天はどのようなケースがペナルティの対象になるのかを明らかにすることによって、クリーンで真っ当な店舗運営を行うための指標を示しているとも言えます。

そしてその背景には、「ユーザーが安心して利用し続けられるプラットフォームでありたい」という楽天の想いがあるのです。

我々出品者もその想いに応えて、ルールやガイドラインに違反するような手法を実践することではなく、良い商品やサービスを提供することを第一に考えるということを、今一度肝に銘じておくべきと言えるでしょう。

変化し続ける楽天のアルゴリズムに対応するならプロにお任せ!

楽天市場で上位表示を継続するためには、楽天のアルゴリズムに対応しつつ、楽天SEO対策を行う必要があります。
ただ、「アルゴリズムに対応する」というのは言葉にするのは簡単ですが、実際に行うのは非常に難しいことです。

楽天市場での店舗運営にリソースを割くのがやっとのことが多い中で、アルゴリズムを意識しての施策検討や実行など、実際に行うことができる方はほぼいないと言っても過言ではないでしょう。

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まとめ

楽天市場に出店し、継続的に利益をあげるためには、楽天SEOに対応した対策を行うことが必要不可欠です。

しかし楽天SEO対策の中には、アルゴリズムに対応するための対策としては適切なものの、楽天市場のユーザーのことを考えると不適切になってしまうような対策もあり、そのような対策を行った場合はペナルティが課されます。

課せられるペナルティによっては、ランキング掲載制限や検索表示順位ダウンといった出品者にとって大きな痛手となるものもあります。
そのため、楽天市場のルールやガイドラインをきちんと把握して、ペナルティを課されないような形で対策をしなければなりません。

ただ、楽天独自のアルゴリズムは定期的に変更されるため、常に最適な対策を行うことは独学では非常に困難です。
「スマートヒット」を利用することで、定期的に変更される楽天のアルゴリズムに対応することが可能です。

楽天市場に出店されているお店は5万店舗以上と言われています。
そのような大型ECサイトで継続した利益を確保するには効果的なSEO対策が重要です。

利益アップを目指したいと考えている方は、ぜひスマートヒットの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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